ひでじろうは、私の祖父の営んできた会社、加藤秀次郎商店から取った私のペンネーム、この10年ほど使っている。私は、海外と蜜に接するジャパン21の代表をこの13年間務めている。その分、普通の日本人と異なる部分と、それ故に日本を愛する部分が交錯していると自覚している。日常の生活から、感性の趣くまま、とりあえずブログなる手段を通じて、書いてみようと思う
シリーズBと呼ばれる2回目のファイナンスは、シリーズAよりも、2倍ぐらい以上の企業評価額となるのが「成功」の尺度、それを実現するには、いろいろの要素が必要となる。
10億円規模の開発予算を必要とするような製品であっても、多くの場合、世界中には幾つかの競合が存在するのが通例である。ブッチギリの技術的優位性を持てればそれに越したことはないが、そうは問屋がおろさない。大きな市場を狙うほど、競合はきびしくなり、大手といわれる世界のブランドが競合となる。ベンチャーの優位性は、スピード、開発のスピードで大手を12ヶ月くらいは引き離しておかないとやすやすとは使ってもらえない。技術的優位性は、ハイテクベンチャーの命、自社の技術的優位性をどう表現するか、どんな市場に持っていけば、勝てるか、その市場は、自身の身の丈にあっているか、その技術、製品を普及させる環境にあるか、或いは、世界のどの地域に行けば、その環境が整っているか、当初のビジネスプラントの乖離は無いか、多くの疑問と自問自答しながら、市場展開を図る。
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小 さなベンチャー企業はいつもBIG NAMEが好き、当社に来るベンチャー企業も大きな名前のパートナー、顧客を欲しがる。NTT、KDDI、ソフトバン ク、松下、ソニー、シャープ、日立、東芝、NEC、富士通、三菱、失礼ながら、Tire1、Tire2、Tier3などという分け方をする。
こ の頃になると、営業部門も少し陣容が大きくなる。VP Sales, VP Marketing, VP Business Development など少しずつ違ったファンクションで、マネージャーを雇う。大きな企業だと、50人程度の陣容となり、それなりに会社らしくなる。とはいっても、売り上げ は、ほとんど無く、VCからのファイナンスで組織を運営する。世界の市場にプライオリティーを付けて、どの市場、どの顧客にフォーカスするかを決めなが ら、売り上げを追いかける。
シリーズBまでは、投資家もあまり煩くない。但し、この時期をちゃんと運営しないと、後でひどい事になる。
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