イスラエルから、月曜(15日)に帰ってきて、成田からオフィスに直行、一週間の仕事を終えての暇な休日、週末のテーマはオフィスのキッチンに47インチ のテレビを天吊する工事。元々は、オフィスのリソース(スペース)を有効活用して、お客様が気楽に来ていただいたり、いろいろの雰囲気でミーティングが出来たり、イスラエルのワイ ンなど飲みながら気楽に話ができたり、する空間を創ろうとの企画、この6ヶ月位、休日を使って日曜大工している。プロに油断して頼めば、100万円もする ところを、遊び半分でにDIY。総費用、20万円位で済ます。
然し、ハードウェアの価格は安い。47インチの2対型(ディスプレー部とチューナー部が分離)が、わずか16万円、エコポイントが3-4万円付くので、実 際の負担は13万円ほど、これに中国製の天吊金具(7千円位)を組み合わせて、オフィスの環境と格闘。天井の強度は大丈夫か、天吊金具の各強度はどうか、 画面の位置は適切化、アンテナケーブルをどうとるか、天井にはどうやって固定するか、いろいろと検討事項があり、今やプロジェクトと化す。
「お洒落感があって、快適で機能的なオフィスを安いコストで創る」をテーマに格闘の休日、しかし、いろいろのファクターを考えながら、実際に自分で問題を克服し考えて作り上 げていく過程は楽しくもある。
日本のオフィス環境は、貧しいことは確か、イスラエルや米国のオフィスが機能的、快適に設計されているのに比べると、「貧しい」の一言、金属製の昭和の時代 からの椅子や机、大部屋に小さいスペース、衝立で囲っただけの会議室。「日本は土地が狭いから」などと言う理由で、人生の大部分(少なくとも起きている時間の)を過ごすオフィスを居心地の良いものにしようとする意図はない。
2つの要因が考えられる。その内の一つは、「マインド」の問題、日本人には、「快適に過ごす」という意図が存在しない。その二つ目は、 賃貸契約の現状復帰義務、標準的な賃貸契約は、2-3年で更新、そして、退去する時には「スケルトン」と言われる、内装工事前に状態に戻さなくてはならない。2-3年に一度、現状復帰するのでは、どの会社も内装にお金を投資する機にはならない。
そして、日本のオフィス環境はいつまでも貧しいまま。ある営業社員の言葉、「加藤さん、ここのオフィス、居心地が良すぎて、営業に出かける気にならない よ!!」
は、は、は、とかく人生は難しい!!
本日、会社の新しい販売サイト、イスラエル21が開設になった。
今までは、基本的に案件毎に顧客リストを創って、それに沿ってビジネスの開発をしてきた。一方、我々の生活にネットの占める割合が上がってきて、これをもっと上手く使いたいとの必要を感じ、このサイトの開設に踏み切った。「安い、上手い、早い」が合言葉で、研究開発、商品企画、SI、ソフト開発などの企業向けに、最新のイスラエル技術を評価してもらおうというのが、企画の意図。
簡単に挨拶文を書いたので紹介しておく。www.israel21.jp
ユダヤ人は、メソポタミア、エジプトの以来、人類の知的革命に貢献してきました。我々の知っている歴史上の個人では、イエス・キリストから始まって、マルクス、レーニン、フロイト、近代では、アインシュタイン、チャップリン、スピルバーグ、キッシンジャー、ソロス、決して歴史の主役ではないかも知れませんが「知的活動」をキーワードに考えると、その存在感の高さは、他の民族に比べものにならないと理解しています。
我々ハイテクに生きるものには、マイクロソフトの バルマー、インテルのグルーブ、デルのデル、オラクルのエリソン、グーグルのブリンなどがユダヤ人として知られています。
そんなユダヤ人(ジュイッシュ)の人たちが集まるイスラエルは、 やはり新しいアイデアや製品の宝庫です。VoIPの始まりはボーカルテック、フラッシュの始まりは、M-System、ファイアーウォールのチェックポイ ント、インスタントメッセージのICQ、ウェブメールのコムタッチ、私自信も参加していたネットワークビデオのブイ・ディー・オー・ネット、現在の市場で 成功しているかどうかは兎も角として、「目から鱗」的な製品が続々と出現してきます。
イスラエル21は、「新しい」、「面白い」、「歴史を感じる」、「革新的」、などをキーワードに、イスラエル発の新技術、新製品を日本の皆様に比較的早い段階でご紹介し、ご評価をいただこうと企画しました。
基本的に、研究開発や商品開発をしている方々にご評価をお願いできればと思っています。 日常を少しだけ離れ、大らかな気持ちでご支援頂きますよう、どうぞお願いいたします。
2009年12月 ジャパン21株式会社
代表取締役社長 加藤 充
先週末はアナログのLPを、今週末はデジタルのCDを中心に聞いている。何といっても、CDをHDDに落としてi-TUNEで聞く音楽は、面倒でなくて良い。自分の音楽アーカイブの中で、自由に検索できる。
聴く音楽は、どうしても1960年位の物が多い。音楽の録音再生の技術が、取りあえず完成に近くなったのが1950年代の後半、その後も新しい技術は出てきているものの革新的と思われるほどではない。我々は過去50-60年の演奏のうち、ジャンルを限らず一番気に入ったものを聞いていることになる。
クラシック音楽が実質的に完成に達したのが、多分19世紀の終わりごろ、現代音楽は、それからそんなに進歩していない気がする。ジャズは、1960年ごろか。
音楽再生技術を少し議論すると、やはり多分1970年頃がピークだったかもしれない。私の20代だった時代は、100万円もするオーディオシステムを買い込んで、年収の殆どをそれに使ったり、クルマに使ったりしたものだ。1980年代の始め頃、LPからCDへの移行が始まり、ラジカセが主流になった。音楽再生機器の市場は、急速に下降して、サンスイ、ナカミチ、アカイ、コロンビア、ティアック、などの多くの国産オーディオメーカーは、退場していった。
新しい技術と古い技術、なかなか面白い。iPODでMP3,ケータイで着ウタ、新しい音楽技術は、聴くシーンが簡単でハンディーになっているだけかも知れない。
4344のスピーカー、好きものの創業者がJBLという会社で最期に創ったシステムだと聞く。やはり、自分の信じる物を作ろうとして作った製品は、良いものが多い。その後は、例によってマーケッティング中心の会社になって、コンシューマに好まれるシステムを開発していくことになる。
堂々と、自分の好きなこと、信ずることをするのが21世紀型の職業観である気もする。この片方で100KGもあるスピーカーも、自分達の好きなことをした結果の商品に違いない。
さて、例によって真空管のアンプで鳴らす。
● コルトレーンの興奮、マイルスの知性とエネルギー
● レイ・チャールズや
● ベースのリズムを刻む音
● オーケストラのスケール間
どれも、今までにない迫力で迫ってくる。
ヤフオクでのユーザーからの直接の購入で少し心配したが、危惧だったようだ。残された人生の良き友になってくれそうだ。
今年のオフィスのアトラクションがひとつ増えた。ワインでも飲みながら、1960年代のLPでも聴こう!!
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