神戸ではたらく中年エンジニアのブログ

震災後に神戸で働きだしたジジイです。データベースにプログラムや機械装置、なんでも作ります。

iTunesのバックアップ先を、外付けHDDに変更する(Windows編)

やっぱりiTunesで暗号化バックアップしたい

そろそろiPhoneも機種変更。その前にバックアップ、という人向けです。

「なんだかんだ言って、いっつもLINEのデータが消えるのよ!!」という人を3万人くらい見てきたので、

機種変更の前に、とにかくiTunesで暗号化バックアップしておきなさい

とアドバイスするようにしてます。

でも、この頃はiPhoneのほうが、パソコンより容量が大きくなってるので(特にSSDを使ってるノートパソコン)、バックアップ先を外付けにしておきたい。

というわけで、バックアップ先を外付けHDDに変更する方法。

 

  1. パソコン内のバックアップフォルダの確認
  2. 外付けディスクにバックアップフォルダをコピー
  3. (最難関)コマンドプロンプト使ってシンボリックリンクを作成する
  4. バックアップの実行と確認
  5. 旧フォルダの削除

 

 という流れになります。早速いってみましょう。

1.パソコン内のバックアップフォルダの確認

iTunesのバックアップファイルは、下記のディレクトリに格納されます。

C:\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup

C:¥ユーザー名¥AppData¥Roaming¥Apple Computer¥MobileSync¥Backup

(どちらも同じ意味です)

Backup のなかに、「3bff4455....」みたいなフォルダが、バックアップした分だけできてます。
MobileSync というフォルダは、一度バックアップを実行すると作成されます。

2.外付けディスクにバックアップフォルダをコピー

この「Backup」を、フォルダごと外付けにコピーします。

D:\Backup

となります。

で、オリジナルのフォルダの名前を変更しておきます(あとで削除します)。

C:\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup-old
こんな感じ

 

3.(最難関)コマンドプロンプトを使用して、シンボリックリンクを作成する

 シンボリックリンクについては、下記を参照。ショートカットと少し違うのね。

コマンドプロンプトを、管理者で実行する。

次のように打ち込む。

(注意点)ユーザー名は「OWNER」です。\は¥でもオーケー。最初の/dだけスラッシュです。

mklink /d "C:\Users\OWNER\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup" "D:\Backup"

Cドライブの「Backup」と、Dドライブの「Backup」を仲良しにしてね。

そんな意味です。

うまくいくと、

シンボリックリンクが作成されました

 となります。ならない場合は、どこか間違ってるので、やり直し。

4.バックアップの実行と確認

「今すぐバックアップ」を実行し、うまくいけばこうなる。

f:id:hidejiroo:20180206134219j:plain

ここで、ちゃんと外付けに保存されているのか?確認してみましょう。

HDDを外すと、以下のようになる。

何度か、HDDをつけたり外したりして、その都度iTunesを起動して確かめましょう。

f:id:hidejiroo:20180206134215j:plain

5.旧フォルダの削除

2.で作った「\Backup-old」を削除。

何度もバックアップしてた場合、このフォルダがすげー容量になってます。

スッキリしますよー。

 

次回は、MACで同じことをしてみましょう(予定)

この記事に関して、ご自分で試す等に責任は負えません。でも、やってほしいという方は、弊社までご連絡ください。ギャラいただいてやります。